Appleは最近、インドのライドシェアサービスOlaと契約を結び、同サービスの車両の一部でApple Musicが利用できるようになる。ロサンゼルス・タイムズ紙がこの提携について最初に報じ、Apple Musicは「Ola Play」として知られるプラットフォームの一部として一部の車両で利用できるようになる、と説明した。
Olaをご存じない方のために説明すると、Olaはインド最大の配車サービス会社で、UberやLyftと似ています。OlaとAppleの提携は、Uberが2014年にSpotifyと提携したのと似ています。Spotifyとの提携では、乗客はスマートフォンのSpotifyアプリからUberで流れる音楽をコントロールできます。
しかし、Ola PlayのプラットフォームはUberのものとは少し異なります。基本的に、Olaの車を予約すると、車載タブレットからエアコンや音楽を操作できるようになり、電子書籍を読んだり動画を視聴したりすることもできます。この場合、音楽はApple Musicからストリーミングされます。
「車はもともとドライバーのために作られました」と、インドメディアYourStoryが報じた記者会見で、Olaのバビッシュ・アガルワルCEOは述べた。「しかし、ライドシェアでは、乗客が操作する必要があります。Ola Playはまさにその点に沿っています。」
現時点では、AppleとOlaの提携の範囲は不明です。Appleは単にOlaの車にApple Musicのサブスクリプションを割引価格で提供しているだけかもしれませんが、それ以上の何かがあるかもしれません。
注目すべきは、これがAppleが正式に提携した2社目の配車サービス企業であるという点です。今年初め、Appleは中国の配車サービスDidi Chuxingに10億ドルを投資し、同社の取締役に就任しました。しかし、この提携については今のところ公にはあまり発表されていません。
ティム・クックCEOは、この投資の際、提携の理由の一つとして、Appleが中国市場全体をより深く理解するための手段を提供することを挙げました。Appleはインドに小売店を設立し、おそらくは製品の製造も行おうとしており、Olaとの提携も同様の理由からである可能性が高いでしょう。
Appleの自動車事業への取り組みは最近やや不透明で、一部報道ではAppleが自動車開発計画を完全に断念したとさえ示唆されている。しかしながら、Olaとの最近の提携は、Appleが自動車業界への参入に向けて別の道を模索していることを示唆している。
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